日時:2007年4月28日(土)~29日(日) 夜行一泊二日
参加者:8名
行程:
28日(土) 立川発0:29 快速ムーンライト信州81号 穂高着4:51 (中央線のトラブルで出発は30分程度遅れたが、到着は予定通り) ジャンボタクシーでゲートまで
ゲート(5:45発) → (7:15着)一ノ沢登山口(7:50発) → (14時10分着)常念小屋 小屋泊
29日(土) 常念小屋(6:05発) → (7:50着)常念岳(8:05発) → (9:10着)常念小屋(10:30発) → (13:55着)一ノ沢登山口(14:05発) → (15:10着)ゲート
ジャンボタクシーで松本まで。
出発日までの天気予報では、28日の午後、寒冷前線が通過し一時天気が崩れるとのことでした。しかし、穂高駅に降りると、既に霧雨、ゲートを出発する頃には、傘やカッパが必要なほどの本格的な雨になると共に、時折雷鳴が響き、予想以上に天気の崩れが早かった。
ゲートから一ノ沢登山口まで、三ヶ所ほどで林道が崩れ、一時間半の車道歩きを余儀なくされる。車道には、点々と動物の糞が残されていたが、帰りに地元の人に、それが猿の糞であることを教えてもらった。猿を見つけても決して目を合わせてはいけないとの忠告も頂く。
登山口から一時間ほどは、全く雪がなく、今冬の小雪を実感する。大滝ベンチを過ぎる頃から、登山道にも雪が残っている。時折、明るさが戻ったり、霰が落ちたりと変わりやすい天候であったが、谷を詰めるころから雪がちらついてくる。
水場を過ぎて、最後の詰めに入る頃から、風と雪で春の吹雪となる。堅雪の上に、3,40センチの新雪が積もっている。ルートには赤旗やトレースも無く、前を行く6人組パーティの後に続く。
稜線が見える頃には、風、雪は強まり、本格的な吹雪となる。谷の中央を詰めていたため、右側に100mほどトラバース、30mほど上り詰めると、常念乗越の標札に出る。
稜線下に小屋を見たときには、ほっとさせられたが、稜線上はかなり風がきつく、時に耐風姿勢をとらされる。4名はテント泊を計画していたが、この吹雪で小屋泊に変更する。
小屋は、先週21日に開けられたそうだが、アルバイトのひとが数人おり、綺麗に整備されると共に、乾燥室も稼動しており、またお茶も自由に飲めるなど、こういうときは、ホッとさせられる。
夜中には天候は回復、翌朝は、雲ひとつない快晴である。小屋の正面、朝日に輝いて槍ヶ岳が鎮座する。
常念岳への登りは、八合目位までは雪が少なく、アイゼンなしでも登れる。そこからは、堅雪に覆われた常念岳が待っている。風はやや残っているものの、強い春の陽をうけながら、アイゼンを効かせて順調に登っていく。
頂上からは360度の展望。穂高、槍、立山連峰、白馬と雄大な北アルプス。遠く富士山が南アルプスの後方に。中央アルプスに御嶽山、上越方面まで一望である。


小屋に戻り軽食後、下山開始。ルートには赤旗が立っており、新雪を踏んで快調に降りていく。歩き始めると、すぐに汗をかき、上着をしまいこむ。強い日差しと、まさに春山である。
今回の春山合宿は、冬の吹雪と春の日差しを同時に経験する合宿となった。雪の北アルプスを初めて経験する会員も何人かいたが、雪山の恐さと楽しさを十分味わった会山行であった。
(記: 合)